家具の作り方なんて人様々です、特にオーダー家具の世界では日曜大工から職業成した人や建築系から参入した人ありで、俗にいう「ガレージ工房」等、その作り方は千差万別です。
えっ!こんな作り方してんの!
専門でやっていると、ついつい固定概念に縛られている事に気づかないでいることも多い。
そんな時、素人的な作り方に出会うと、感心することも、無茶だな~と感じることもあります。
コレまでで一番関心したのは天板等のパイプクランプでの横接ぎです。
私はそれまで自作の油圧プレスの横接ぎ機を使っていました。
コレはフィンランドの集成材工場で集成材を作る工程を見て作ったもので、水性ウレタンビニル接着材を使い一方センチに7kg以上の均一な力がかかるようにすることで失敗の無い横接ぎを作るためでした。
しかし、沢山の横接ぎを作る場合はいいのですが1枚だけならパイプクランプとタイトボンドで十分と判断して、それからは横接ぎはパイプクランプでやっています。
クランプの横接ぎなんて・・・とバカにしていましたが、この件以来ガレージ工房に学ぶことが多くなりました。
今やってる自作集じん機は機械も専門の業者任せにすること無く、機械も工場そのものも手作りしている感じがします。
コレも「ガレージ工房」的な発想です。
大きな工作機械も手のひらの中にすっぽり収まるような気がして、なんだか楽しくなります。
記述者ー三谷正昭
1953年3月大阪生まれ
歩くこと、サイクリング、 仕事
壁面にピッタリの本棚作り