去年の12月頃から節なしパイン材の入荷が思うように行かない。
いつも注文してる材料屋さんがついに「入荷の見込みが立ちません」とギブアップしました。
これを受けてHPでの節なし材を使っているページで「在庫無くなり次第、一旦販売停止」を案内しました。
皮肉なもので、となると節なし集成材に注文が集中してバンドルで2山半あった在庫が見る間に減ってきています。
このままだと4月中は、もたないと思う。
通常は節あり集成材が7割で節なしは3割り程度、それが3月は逆転しています。
なんでかな????
節なしフィンガージョイントは節あり横接ぎ材と比べると等級は下がります。
簡単に云うと節無し材の方が安いのです。
一般の方は節なしの方が高い物と勘違いしているのかもしれませんね?
そこで節無し材について説明してみます。
パインは節のあるのが特徴です、横接ぎ集成材を作るときに工場ではたくさんの端材が出ます、これを集めて節を取り、縦に継いで節無し集成材が出来ます,これが貯まると専門の買取業者に集成材工場は販売しています。
このように副産物のため量もたくさんできるわけではありません。
また、このことから私達にすれば節なし集成材はランクの低いものとして認識していました。
経年変色はパッチワークみたいだし、木の癖を取っているので強度は劣ります。
でも日本の大工さんには木の癖を取り除いているので加工しやすいことから受けがよく、今では節なし材を副産物でなく主流で輸入しています。
でも需要があるので入手先を探してみようかな?
記述者ー三谷正昭
1953年3月大阪生まれ
歩くこと、サイクリング、 仕事
壁面にピッタリの本棚作り