2013年1月アーカイブ

「デザイン図」→「確認図」に呼び方変更

 

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お客さんから家具作りについてあれこれ相談を受けることは仕事ですので、よくあります。

 

例えばお客さんから部屋にピッタリの本棚について相談を受けたとします。

話が具体的になってくると「デザイン見積り図を作りましょか?」と言うと

お客さん「デザインなんて・・・そんな大層なことはしていただかなくて け・ けっ・けっこうです、ただの本棚でいいです」

なんて答えが帰ってくることがしばしばあります。

どうも、専門の「デザイナー」がいておしゃれな形を考えてくれる、そしてそれが高額であることを連想しているみたい。(一般的にはけっこう多いかも)

そんな時、「特別にカッコのいい物を考えるわけでなく、実際に部屋に合わせて作るとなると、すべてお任せ以外は、どんな小さな物でも確認のためのデザイン図はあったほうがいいですよ。」

と言った具合にこちらの意図を説明するのでけれど・・・・デザインと言った言葉に誤解があるみたい。

そんな時、家内から「確認図」の方がピンと来るのでは・・・・と言われ「それGood!」

そこで今年からは「見積りデザイン図」を「見積り確認図」と呼び方を改めることにしようと思います。

大阪市長が自殺者を容認するのか?

ブログにはしたくないテーマやけど腹の虫がココのところ収まらんので書くことにする。

大阪の高校で体罰から生徒が自殺したと報道では盛んに叫んでる。(鵜呑みにはしてない)

これを受けて大阪の橋本市長が権力を振りかざし意気巻いてるな。

真相はさて置き、私は幼い頃から「自殺」は最も、やってはならない罪として教わった。

人生色々や!「一度や二度くらい、そんな気持ちになることぐらい誰でもある」そやからと言うて自殺は正当化できません・・してはならんと思う。

自殺者は被害者では無く、加害者です。

中学生や高校生のイジメや体罰があったからと言って自殺するとは、残された親の身になればたまったものではないと思う。

死んだ人間はそれでいいのかもしれないけど、周りに大きな迷惑掛けることを忘れんようにせなアカンで・・・

人への「思いやり」と言うもんがあるのなら絶対にやめなアカンで・・・

大阪の市長たる立場の人間がTVなんかで「かわそうや」と容認するような発言すれば、また新たな自殺者を作るだけで「本気でそうした人間を無くしたい」と考えてるとは私には思えません。

なんか自分の権力を振りかざしるけど、あんたに権力があるのではないよ・・・・立場に権力があるんやで・・・・

選ばれて、その立場に座ってるだけで、私物やと勘違してるなら危険やから、やめていただきたいもんや。

本棚の背板について

本棚を作って欲しい方からの相談で、背板を付けた方がいいか?付けない方がいいのか、と聞かれたので家具の背板について私の意見を書きます。

結論から言いますと私は扉や引出し等を設ける箱物(キャビネット)以外、本棚は背板が無い方が好きです。

しかし一般的には背板を付けたものがこれまでの主流となっていますし、なければならないものと思い込んでいる人も多いと思います。

これは量産化による日本独自の「フラッシュ(中空)構造」の影響もあり、強度面を背板に依存したデザインが多いためです。

確かに背側に2.5†4mm程度のベニア板を入れることで左右の揺れには効きます(前後はあまり効かない)また背側のアラといった物も隠してくれます。

しかし私は30年あまり、この背板をどのようにすれば排除出きるかを考えて来ました。

その結果、横揺れ止めの「貫桟」とヨーロッパ方面でノックダウン(組立式)家具に使う金物を上手く用いることで、強度に関しては背板を入れた時よりも強度を確保することが出来ました。

このことで本棚は壁面を背板代わりにするため、構造的にも無駄がなく、見た目にもスッキリとキレイに出きるようになりました。

もちろん必要な場合は背板を用いたデザインも作っています。

ウチでは独自の「ジョイント方法」を用いていますが、背板を無くすためには、接合部の強度がカギとなります。

30年間、ドイツから金物を取り寄せたり試作テストを繰り返した結果は、今使ってるジョイント金具が最も良く、その他ではできません。

金具を自作したこともありますが今も、もっと良い物はないかと探し続けています。

BeesWAX(蜜蝋)

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このWAXはデンマークで買ったもの40†50度くらいに暖めると水のような状態になる、広い面積を塗る場合は楽です。

亜麻仁油仕上げを施したバーチ(白樺)材のチェスト

仕上げに塗りました。
細かな凸凹を埋めて嫌味のない自然な艶がいい。

 
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塗って拭き取ってるところ

柔らかいうちに拭き跡をとっておかないとムラになる。

木製譜面台

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あけましておめでとうございます。

いつも正月は何かゴソゴソと仕事をしてるのだけれど、今年の正月はしっかり休ませていただきました。

今日から仕事はじめです。

今年もよろしくお願い致します。

昨年末、工場の掃除の後、自分が使うための練習用譜面台を作ってみました。

その顔で・・・と言われるかもしれませんが、若い頃クラシック・ギターをチョットかじっていました。

実は仕事中、不注意からパネルソーで指先を切断してしまい、弾くことを諦めていましたが、あるきっかけから30年ぶりに昔のギターを引っ張りだして弾いて見ることに挑戦しています。

さすがに数十年のブランクは指も、譜面を読むことも一からやり直し。

若干 二十歳の頃、家具を作る職につくなんて気持ちは、まったくありませんでした。

その頃、日曜大工で自作した譜面台を思い出しながらデザインしてみた。

パイン材、柿渋仕上げですが発色には1,2ヶ月必要

この譜面台、横にミニテーブルを付けてメトロノームやコーヒー起きがあっても良かったなー、と後で思いました。

どなたか作りませんか?相談に乗ります。 3,4万ぐらい見てください。 

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記述者ー三谷正昭


1953年3月大阪生まれ
プロフィール
-好きなこと-
歩くこと、サイクリング、 仕事
-得意なこと-
壁面にピッタリの本棚作り
『岡山移転から