この様に凹んだスペースに本棚を設置する場合、天井と左右に隙間を設けなければ組立て出来ない問題がある。
ウチでは天井は以前から独自開発により「ツッパリ幕板」で隙間をゼロにする方法を取っていますが、左右の隙間は10mm程度のスペーサー等を使って極力、隙間を詰めてるものの、どうしても2†3mm前後の隙間が出来ていた。
なんとかする方法はないかと色々考えていましたが日々の仕事に追われ開発が遅れていた。
今回のご依頼者は可愛いいお嬢さん、ウチまで2時間ぐらい掛けて自転車で来はった、
この方のケースは、巾木、腰のあたりの飾りモール等もあって典型的な凹みスペース、これを見てガゼンヤル気が出たと言うわけ。
ある程度、任せて頂いて新スペーサー開発をすることを決意。
名付けて「ムービング スペーサー」
ついに 隙間を0mmにする方法を見つけたぞ。
これでピッタリ制作は完成に大きく近づいた。(ありがとう)
どんな物かは続きを見てね。(後日)
床の巾木や腰板モールが回り込んでいて少し複雑 事前計測で背面とスペーサーに必要な切カキを設けています。 | |
この時点では1cm程度の隙間がまだあります。 側板に設けたネジを回すとスペーサーが壁に向かって伸びてくる。 | |
ムービングスペーサーが伸びて隙間を0mmの状態にします。 | |
固定棚をロックして 天井のツッパリ幕板を効かす、そしてムービングスペーサーで左右の隙間を無くせば 後は可動棚を乗せるだけ とてもスムーズに行きました。 設置所要時間約1時間 |
記述者ー三谷正昭
1953年3月大阪生まれ
歩くこと、サイクリング、 仕事
壁面にピッタリの本棚作り