2012年8月アーカイブ

木彫ヤスリ(岩崎ヤスリ)

 

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ヤスリとヤスリ入れをネットで買いました。

 

このヤスリ、ペーパー掛けがイランくらい綺麗に削れるとHP掲載されていた。

ヤスリしか無いそっけないHPやけど説明は丁寧に十分している。

中身で勝負と言ったとこが好感持てる。

特別に刃先を鋭く加工して、今までにない削りを可能にした技術に惚れ込みました。

ただ、超アナログなのか何日に発送するとか出荷してもなんの連絡もない、荷物は3日後いきなり到着した。

ヤスリの取っ手もついてない、チョットぶっきらぼうとも思うが、物売りでないモノ作りの姿勢を感じる。

いい物を提供してくれてるので、まッ!いいか!

ウチでは箱のコーナーの目地払いやノコ目落としに使おうと考えてる。

使い勝手はまた後日。

中国人からの営業電話

昨日、中国の方(女性)から上海に日本のモノだけを紹介する展示館がオープンするので、ぜひウチの製品を紹介させてくれないか?

と言った内容の営業電話があった。

普段なら、即お断りして電話を切るところ、彼女の話し方に、とても好感が持てたので話を聞いてしまいました。

いつもかかってくる営業電話はまるで機械のように、こっちの言うことは聞かずに一方的に話してくるのに対し、こちらの言ってることをチャンと聞いて返してくる。

これ、当たり前のことやけど「仕事で、言われたからかけてます」と言った輩の電話は自分の仕事中の時間つぶしでかけてくるので断っても一向に意に介せず機械のように話し続ける・・・・(困ったことに中国人に負けてるな)

こんな時は気分が悪くならないうちに「ガチャ!」と切ることにしてる。

この中国の人は、よく聞くとウチのHPはかなり見ているようで内容をかなりレベルでわかっていいたし、展示する商品を提供する以外は一切の費用、労力はかからず、自分たちの費用でするらしく、いかがわしいタイプの物ではないらしい。

私も現在の日本を取り巻く状況を考えると中国の人に売ることは、まんざら悪い話でもないと感じたけど・・・・

中国人に売るほどの仕事を取れば、今の仕事がおろそかになると考え、結局お断りしました。

でも将来的にはそのような流れは無視できないようになるような気がしてます。

ダボか?ホゾか?

 

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ホゾ組は古来の伝統工法でダボは量産化にともない生まれた新しい工法。

 

「ジョイントはホゾでないとマトモな物は出来ない」と考えてる人も多いと思うけど私はけっしてそうとばかり思ってない。

現に私はダボ構造で作ってる。

オーダーメイドを手がけるようになりホゾ構造も考えたけど総合点でダボ組の方がいいと考えてる。(現時点は)

ダボもしっかり組むにはそれなりのルールがあり、それを守れば十分ホゾ並にジョイント力だ出る。

但し、精密な加工が必須でCNCボール番などがあればいいのだけれど手作業では私は自信ない。

0.2mmほど小さめの穴を垂直に開け、これまた垂直にダボを挿入する、ボンドを入れない時点でも強度を持たせ。ボンドは強力少なくダボの回りに満遍なく行くとどくようにする、これでダボはボンドの水分を吸収して中で膨張する。

この時のボンドの考え方は接着と言うより組んだ状態の保持のために1、2滴として極力ボンド層を無くすようにしたほうがより効く

ボンドが多いほうが、ガッチリする考える人もいるが、私の経験ではこれは間違い。

ダボは垂直の引き抜きに弱いが破断には強いのでデザインには配慮が必要。

じゃ!ホゾなら問題はないかというと、そうとばかりは言えない。

ホゾもしっかりルールを守らないとダボよりもっと始末が悪い。

ホゾのオスに対し、メスをやや小さくして強く打込むとホゾはよく効くが、これで箱組みやイスの枠など組むとわかるが木の癖を直に拾って枠はネジ上がることが多い。

これを回避するために逆にメスに対しオスをやや小さめにしてボンドを多く注入して、枠をならわせてクランプで固めている光景をよく見るが、これではホゾの意味はまったく無いと思う。

ボンドは対応年数があり、木は痩せる、イスなどは一年もすればバレしまいかねない。

ホゾにくさびを打てば回避できるが省いてることも多く見る。

丁寧に時間を掛けてやらないとホゾ構造は品質にバラつきが出やすい。

どちらにしてもチャンとやれば、それなりのものになるが、いい加減ではダメということ。

 

 

ルーカスミラーを車検通るようにした

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車検をお願いしてるところから、どうもミラーがダメ見たい・・・・と言ってきた。

ミラーの裏の部分が鉄砲の玉のような形をしていて、その先がトンガッてるのがイカンらしい??????

なら・・・と後ろをヤスリで削って白のペンキを塗ってみた。

結果、問題なしで合格しました。

アサリ無しのノコ

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アサリと言っても食べるアサリじゃありません。

ギザギザのノコギリの歯は交互に右、左と微妙に傾斜している、これをアサリと呼びます。

このノコはそのアサリをなくしているのでダボやキワ切りの時に接触している面を傷付けません。

最近ネットで買いました。

一つでいいのにどっちにしようかと迷ってるうちに2つとも買うことになりました。

細かい部分のカットには重宝します。

コテのようなノコは大西工業コテのこ、もう一つは玉島産業レザーソー、どっちもいい感じで切れる

私はどちらかと言えば両刃の方が使いやすかった。

こうしたノコは木工をする上で必需品とも思うが、近くのホームセンターには置いていません。

模倣制作の依頼

ある朝メールで見積の依頼があった。

そこには、他のHPのURLがリンクされていてそのページの「本棚を見積もって欲しい」とのことで見てみると、合板作りの物のため「当方でする場合は無垢材になり同じ物にはなりませんがよろしいですか?」と聞いてみた。

「まったく同じでいいのでサイズだけ変えて見積りして欲しい」と言われたので「まったく同じ模倣制作は申し訳ありませんが出来かねます」と丁寧にお断りした。

そしたら長文で「本棚ぐらいどこでも作ってるわ。何様のつもりや」えらい怒ってきた。

そう怒らせるつもりはなかったんやけど・・・・・どーも本人は悪いこととは思ってないらしい「常識の無い奴っちゃ!

確かにこれまでウチの製品はいろいろなところでマネされてきたの考えると、やってくれるところは多いかもしれんな・・・・

アイリス◯◯◯◯なんちゅうのはその代表格、人の考えたモンを中国で作らせ安く売る・・・チョットは変えてるならまだ可愛げもあるけど、そのまんま東ですわ!・・・こんな輩が大会社になる・・・・おかしな日本です・・・・

そんな訳で模倣制作は、何より「キライやねん!」

商売やから、ある程度は我慢もするけど、「馬鹿にするな!」と言いたい。

こんな人のために1cm、1mmの仕事もしたくない。

マトモなところやったら、おんなじこと言うと思うで・・・

顧客の満足度

30年ほど商売にたずさわっているけど、これまで最も重視してきたことといえば、なんと言っても顧客の満足度です。

この満足度が自分のビジネスの大きな指針になってきた。

満足度が大きいと自分の商売はイケてると自信にもなるけど、反面、小さいと不安になる。

「人の反応に一挙一動せず、自分の道を貫け」・・・とカッコつけたいけど・・・やっぱり気になる・・・

以前は実際に電話や会うことで、言葉でなく、容易に確認できたけど・・・・

ネットで注文を受けるようになって、これが見えづらい。

お礼のメールを頂くこともあり嬉しいけど、アナログ人間の自分には顔の表情が見えなければどんな満足度なのか分かりづらい。

私が、そんなネット上での満足度の指針にしているのは、なんといってもリピート客です。

2,3度と、注文をいただくと、言葉はなかっても満足して頂いていると思えるのです。

ありがたいことに、ウチはそんなお客さんが多いと思う(1人よがりかな???)

いやいや、けっしてそんなことは無い。

こんな訳で2度め以降の注文をいただくことが価格が低くとも一番嬉しいし、自分を支えてくれている。

クランプのパイプをメッキしてみたぞ

盆休みもそろそろ終わりみたい・・・
自分はと言うと・・・仕事、仕事の毎日・・

涼しくなったら休みもらおかな????

話はグッと変わって

アメリカ製のタイトボンド†は酸性が強いため板の横接ぎをしたら、パイプは錆だらけになってしまった。

そこでメッキでもと考えた。

実は私の実家はメッキ屋です。

兄に頼んで亜鉛メッキしてもらった

亜鉛も酸に弱いので上からニスを塗ることにした。

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 この着色ニスはシンナーで拭いても剥がれない、メタノール以外では溶けないのでいい

良かったら組立定盤にも後で塗ろうと思う

クランプを取り付けて完成

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 端材でクランプ掛けを作った。

このクランプはポニークランプと比べるとチョット安いが受け側の精度が悪く0.5mm位半丸ヤスリで内径を削ら無いといけないものが半分くらいはある。

圧力面も歪んでる奴多い。

その他は問題は無いので、それぐらいは勘弁しとこかな。

安いしなー

 

消費税が可決された。

 

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私は消費税大反対

 

なぜか?個人的利害からだけで言えばそう反対でもない。

3%5%の内は商品の中に埋もれたけど8%10%となると堂々と上乗せ出きるかも?

しかし、社会全体や将来のことを思うと、この増税は開けてはならないパンドラの箱になると思う。

私は以前、北欧の国Finlandとお付き合いを20年ほどしていた、ご存知のように北欧は消費税大国その時も23%の消費税やった。

福祉大国でもあるFinlandはは福祉と言う名目でどんどん上げ結局23%・・それでもでも足りなくなる、その他の税もどんどん上がる・・・悪循環の繰返し。

社会の消費は落ち込みハッキリ言って何も買わない国民と、働いても税金ばかり払わせられ、働かない若者の多い、崩壊寸前の国として自分の目には写った。

かろうじての救いは日本と違い資源の多い国やった。

この経験から資源の少ない日本での消費税には大反対なのです。

国家として財政的危機にあることは概ね想像できるが、自身の努力を避け「足り無いから増税」ではあまりにひどい話やと思う。

お金が足りないならまず歳出を抑えることがまず先、増税前にやること山ほどあるのに

増税前に国民の声を聞くこともせず、強引に法案成立持っていいく手法はホンマに嫌な奴。

野田総理は真面目、実直の仮面をかぶってるけど、大きな考えの出来ない「アホや」

それに今度は「嘘つき」も加わった。

TVの言い草聞いてると腹の虫が収まらん

今度の選挙は消費税に賛成した党には絶対投票せん。

勝手な運送屋

ウチの荷物は◯川急便でだいたい出しるけど

いきなり9/21日から三辺2,6m以上の荷物は運べないと言うてきよった。

1cmでも超えたらアカンらしい

ウチの荷物は一辺で2.4mあるものも中にはあるので「そんなん困るわ!」・・・・・・・どないしょ?

担当者に「来月からではチョット急すぎるから、もう少し実施日なんとかならんか?」と言うたら

「上から言われてるから・・」実施日は変えられんの一点張り

機械と話してるみたい。

昨今こんな奴、多いな†

一方的過ぎて話にならん

こんな運送屋に大事な商品まかせられんな・・・・・時間は無いけど他を探すことにしょう

book of days リニューアルオープン

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以前にも紹介したが大阪阿波座にあるbook of daysと言う本屋さんがオープンした。

ここの本棚を作らせていただいたことからリニューアルオープンをしたとの知らせをいただき早速行って来ました。

場所はチョット分かり難いとこで階段を上がって2階の奥

 本は写真集、アートな物が主流

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 本は店長さんが良いと思ったものばかりを並べている。

この姿勢こそが店舗の店舗たる意味だと思います。

昨今、売れるものばかりに目を奪われ、店はその意味を無くしがち

こうしたお店が流行って欲しいんやけどな†

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 少しだけど雑貨も置いてる

店長のセンスを感じさせる。

 この本棚はウチで作りました。

梁に突張てるのでしっかりしている。

床が凸凹が大きく少し工夫が必要だった。

  

 

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記述者ー三谷正昭


1953年3月大阪生まれ
プロフィール
-好きなこと-
歩くこと、サイクリング、 仕事
-得意なこと-
壁面にピッタリの本棚作り
『岡山移転から