日本の木工ボンド事情

ネットでタイトボンドを知りこれは良いと思い買って調べてみた。

タイトボンドはそれなりに性能は良いと思うけど私が期待してほどでは実際無かった。

ネットでのタイトボンドの情報はホームセンターで販売されている木工ボンドを対象に比較していると思う。

このボンドは日曜大工や大工さんが使いやすようにわざと粘度を上げ、乾燥後もベニヤの凸凹に馴染みやすように柔らかいタイプにしているので家具作りにはそもそも良くない。

過去に接着剤メーカーの人とも話して見たが、酢ビでも水に比較的強いものや乾燥時間の短いもの長いものいろいろ会ってその種類は数百種にもなると聞いている、中にはタイトボンドと同じようなタイプもある。

ただ問題なのはほとんどが20リッターのものでしか買えない。(残念!)

これはこれまでの産業構造が、やれ作れ!モット消費しろ!といった経済成長期から適正消費時代に、まだボンドメーカーが対応できていないことの現れと思う。

横接ぎについても日本ではフィンガージョイントを良しとしているが接着面を多くすると言う考えだけれど切ってみればわかるけどこれは案外はずれやすい。

完全な面を作ってフラット面張り(いも張り)の方が単純だけど強力に接着できると考えています。

Finlandの集成材工場では水のようなシャバシャバの接着剤でつけてるがバレてるのは目にしたことがない。

日本ではボンドの接着力に頼る傾向があるが横接ぎはボンドの性能も重要だけれど一番重要なことは完全な面作りだと私は考えてる。

ボンドの力だけで着けるとそれなりに着くが2、3年ほど経つと違いが出る

強い接着には完全な面作りと、次に均等で強い圧力、次にボンドの接着力、この3つが不可欠と思う。

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記述者ー三谷正昭


1953年3月大阪生まれ
プロフィール
-好きなこと-
歩くこと、サイクリング、 仕事
-得意なこと-
壁面にピッタリの本棚作り
『岡山移転から