家具塗装について

 

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家具の塗装は数ある工程の中でも最も難しい工程の一つです。

 

プリント合板の家具が一般市場でもてはやされる要因はこの塗装工程を省けることと言ってもいいでしょう。

まず、最初に知っておくことは塗装形態の2種類あるということ。

画像は板の断面です。

A、は浸透型塗装と言って塗料を木に染み込ませ表面直下に塗装皮膜を作るタイプ(オイル仕上げ、ワニス・・など)

B、浸透型と異なり木材表面の上に樹脂皮膜を乗せて木を塗料で包むように皮膜を作るタイプ。(ウレタン、ラッカー、・・・など)

どちらも長所、短所がありますがムク材の場合は木の触感が壊されないA浸透型が多く用いられます。

そもそもなぜ木材に塗装が必要かと言うと

理由は汚れ、キズ防止、美観、防水・・等がありますが、それとは別の大きな目的があります。
それは含有水分を安定させるためです、水分を安定させることで自然木特有の反り、ねじれ、割れなどの現象を抑える働きがあります、木材全体を塗幕で包むことで内部の含有水分が月日を経て平均化され安定します。

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記述者ー三谷正昭


1953年3月大阪生まれ
プロフィール
-好きなこと-
歩くこと、サイクリング、 仕事
-得意なこと-
壁面にピッタリの本棚作り
『岡山移転から