家具の扉

| コメント(2)

家具作りの中で難しいものに扉、引出しがあります。

扉の種類はいろいろありますが扉はヒンジ(丁番) と取っ手で構成されています。

扉の故障

扉の丁番などを取付けたこのある人ならわかると思うけどネジが思うように「真っ直ぐ入らない」事は良くあることです。

些細なことですが実はこれが扉を故障させる原因のであることは知っていますか?

キッチンの壊れた扉を見ると多くはこれが原因で蝶番の軸疲労を起こしています、軸にストレスをかけずに丁番を取付るには家具職人も多くの知恵を絞っていますがやはり悩みのタネには違いありません。

特に木材は節があったり木目によりで硬いところ、柔らかいところの差が大きく取付ける人を悩まします。

市販の既製品家具には安物でもあんまり見かけませんが経験の浅い大工さんによるもだとありがちです。

日常の開閉に十分耐えるように作るにはなんといっても精度ある加工と正確な取付が重要になります。

sleeve.jpgそこで解決策として私が使っているものがナイロンスリーブと呼ばれる樹脂でできたパイプ状のものです。

あらかじめφ5mmの下穴を機械で開けておきスリーブを打ち込みます。

こうすることで木の節や木目の影響を受けずにネジは真っ直ぐ入り中でスリーブが膨らむことでネジだけよりよく効きます。

これプロの隠し技です。

実は昨日HPで公開したから・・・・

秘密にしといてもしょうがないしな・・・・

 

 

時々お客さんのところでブラブラになった壊れた扉を見るとだいたいこれが原因と思われるものが多い
中にはひどいもんあったりする、時々「無茶しよんな」思うこともある。

以前に家具作ってる言う人が見学に訪ねてきた。
「どないしてもヒンジのネジが真っ直ぐ入らん」言うて困った顔して相談された、
その時は黙ってたけど二時間ぐらい粘らねてスリーブの話したら「目からウロコや!」言うて喜んで帰って行きはった。

その後、俺もまだまだやなと反省ひとしきり

なんでか言うて、昔Finlandで家具工場の社長とイッパイ話をしたけど彼らは絶対に技術についての確信の話になると、とたんに無口になるねんな・・・

その時は分からんかったけど後で考えると、なるほどなー、賢いなー・・・と思ったものです。

そこえいくと簡単に知ってることベラベラ話してしまうのは知恵が浅いと言うかなんか・・・・、「まだまだやなー」
Finland人みたいに忍耐力ほしいな。

ないない

コメント(2)

最近、HPのリニューアルで頭の中がそれこそ虫わいたみたいにカユイわ
選挙後さらに景気悪いし、加えてWEBで独断場やった本棚注文も強敵続々出てきた、うかうかしてたら置いてけ堀や・・・・・初めて本気になった。
故に最近忙しーい日つづいてますわ。
今度落ち着いたら一杯行こか? 

 うちの嫁さん整理下手で、子ども達が独立して空いた部屋が、どんどん荷物置き場になってゆく。それを見ると少しうっとうしい気持ちになるが、なんともできずにいる。とうとう荷物があふれ出して下の客間まで埋まり始めた。2階の廊下もダンボールが4個積んだままで数年。
 捨てると私も捨てられそうだし、どうしたものかと考えながらブログを読んでいる。
できることなら整理できる入れ物を作って与えてやりたい。そうすればすでに4つの部屋を占領中の荷物を一部屋にまとめることができるだろう。私の精神保健ににもとてもよい効果が出て、しっかり頑張れるようになりそうな気がするんやけど。
 私には作れそうもないし、人知れず善行を施す指物師の友人は居ないものかと、24日のブログも読んでそのように他力本願に物思う毎日。
 ナイロンスリーブ使うて荷物でなく私の入る箱を作ってくれ!
 あぁ、あかんあんまり暑うて、頭に虫わいてきた。失礼しました、もう寝るわ。

MT42BlogBetaInner

記述者ー三谷正昭


1953年3月大阪生まれ
プロフィール
-好きなこと-
歩くこと、サイクリング、 仕事
-得意なこと-
壁面にピッタリの本棚作り
『岡山移転から