木作りの家具の話をする前に合板作り、とりわけてフラッシュ構造について話さなければなりません。
それは画像のような構造になっており日本で考案されて市販の一般的家具はほとんどがこうした中空構造になっています。
軽く、曲げに対しても比較的強く、安価ででき量産するにはとてもいいアイディアです。
私が家具を勉強し始めた頃はすでにこの構造がほとんどで家具とはこうして作るものと勘違いしていました。
初めて北欧のパイン材の家具を見たときすべてが木で出来ているのでびっくりしました、しかしよく考えるとこのほうが作るにも、見た目も自然であり、なんだかとても自然な感じに「ピッピ」と感じるものがありました。
けっして豪華と言う感じではありませんがナチュラルさが新鮮で見せかけの作り物にはない良さに憧れたものです。
その時は自分が作ることになるとは考えてもいませんでしたが、現在もこの時の感覚が根底に有るようです。
記述者ー三谷正昭
1953年3月大阪生まれ
歩くこと、サイクリング、 仕事
壁面にピッタリの本棚作り